「海外旅行に英語は必要か」
これは様々なところで議論されていることです。
みなさんは海外旅行に英語は必要だと思いますか?
それぞれ意見はあると思いますが、
僕は海外旅行に英語は必要だと思います!
いきなり断言してしまいました。笑
しかし、Twitter界隈では、
「英語なんて話せなくても海外は行ける」
「海外旅行のために英語は勉強する必要がない」
と、いろんな人が言っています。
確かに、
英語が話せないと海外旅行ができないというわけではありません。
正確に言えば、
英語が全く話せなくても海外旅行には行けてしまうんです。
ほんとにありがたい世界になってます。
何を隠そう、僕自身も英語がほとんど話せない時からガンガン海外旅行をしてました。
しかし、英語が乏しい状態で海外旅行に行った場合、
自分の知らないところで損していることがたくさんあることに気がついていますか?
この記事を読んでほしい人
- はじめての海外旅行を計画中の人
- 英語に自信のない人
- 海外旅行をするのに英語なんて必要ないって思っている人
- 海外旅行の時間をできるだけ有効に使いたい人
- 非英語圏に旅行する予定の人
今回は英語を例に挙げてお話ししますが、世界には英語がほとんど通じない国もたくさんあります。
今回の内容は、英語以外の言語に応用して考えていただいてもいいと思います。
海外旅行で英語が話せないことで困ること、損していること
英語が話せなくても海外旅行に行けてしまうがゆえに、自分の気づかないところで知らず知らずのうちに損していることがあります。
ここからは英語力が乏しいことで、知らないうちに損していることをいくつか挙げていこうと思います。
貴重な時間をロスしてしまう可能性がある
例えば、あなたは今海外の空港に到着し、これから電車でホテルに向かうところだったとします。
しかし、空港の構造がややこしく、メトロの場所が分かりにくいです。
そういった時に空港職員とスムーズに英語でコミュニケーションをとることができれば、楽にメトロの場所まで行くことができるでしょう。
しかし空港職員と上手くコミュケーションをとることができなければ、
空港職員からメトロの場所を教えてもらうのに時間がかかったり、
メトロの場所を見つけるのにも時間がかかります。
メトロの場所に到着するまでに前者が10分、後者が15分だとすると、
英語力が乏しい場合だと5分も貴重な時間をロスすることになります。
たった5分だけ?と思うかもしれませんが、これは空港での1場面であり、
旅全体を通せばロスした時間が積もり積もって、膨大な時間をロスすることになります。
「苦労するのも旅のうちだし苦労するのもいい経験」と考えるならばそれまでです。
せっかくの貴重な休みを利用して海外に来ているのであれば、なるべく時間のロスは避け、時間を有効活用したい人も多いのではないでしょうか。
海外旅行の楽しみが知らないうちに減っている
海外旅行に行くと、外国人と交流するチャンスがたくさんありますよね。
たいていの人は中学校までは英語に触れてきています。
そのおかげで相手の言っていることが何となく分かって、
何となくコミュニケーションをとることはできるかもしれません。
でも、
その程度だと相手がよっぽど自分に興味を持ってくれない限り、SNSを交換することはあっても、その場限りの関係になってしまうことがほとんどです。
もし英語を話すことができたら、
相手の国のことを詳しく聞いたり、
旅の情報をシェアすることができたり、
交流の幅を広げる
こともできます。
すると、旅がもっと楽しくなったり、
日本にいては触れることができないような外国人の価値観を学ぶことができるかもしれません。
英語が話せない状態でも旅をそれなりに楽しめていることで、
英語が話せないために、旅をより充実させるチャンスを逃していることに気づかないことが多いのではないでしょうか。
海外に行った時に、
「英語をもっと勉強しておけばよかった」
と思ったことは誰でもあると思います。
帰国した後にはいつの間にか忘れてしまっている
「英語をもっと勉強しておけばよかった」
という気持ちをもっと大切にするべきではないでしょうか。
トラブルに遭った時にすごく苦労する
旅をしていると、色んなトラブルに遭う可能性があります。
お金を盗られた!
道に迷った!
海外の空港で荷物が出てこなかった!
今ではトラブルにあった際の日本語サポートサービスも多くあります。
でも、トラブルにあった際は警察や空港職員など、まず現地の人に助けを求めなければいけないケースがほとんどです。
その際に必要になってくるのが英語です。
僕は数年前にインドのバラナシでロストバゲージ(空港で荷物が出てこない)に遭いました。
当時の僕は英語がほとんど話せず、またヒアリングも微妙な感じでした。
運よく英語が話せる日本人の方が居合わせたので、色々とサポートをしてくれて事なきを得ました。
もしその日本人に助けてもらえなかったら…
・荷物が出てかなかったことの状況説明
・荷物はいつ届くのか
・自分はどうすればいいのか
…など、複雑なやりとりをすべて英語でしなければいけませんでした。
もちろん、英語が分からなくてもなんとかなるケースもあります。
でも英語力が乏しいと、
トラブルに遭った際に非常に苦労することになることは間違いないないでしょう。
日本語ベースでしか情報収集ができない
英語は旅を円滑に進めることにも役立っています。
旅に出るに当たって、ガイドブックやインターネットで現地のことを調べる人も多いかもと思います。
それに加えて現地の情報は現地で得るのも重要です。
ホテルの人、
他の旅人、
タクシーの運転手さん…
これらの人から情報収集することで、より充実した情報を得ることができます。
現地で情報収集するにはやはり英語が使えないといけません。
英語力がなければ、日本語以外の情報を得ることができません。
僕の経験の中でも、現地の人や旅人が教えてくれた情報で得をしたことがたくさんあります。
現地での情報を得ることができず、素晴らしい経験をする機会が減ってしまうのは大きな損失ではないでしょうか。
感謝の気持ちを充分に伝えることができない
海外を旅していると親切な人にもたくさん出会うことができます。
何かに困った時、現地の人や同じ旅人が救ってくれることもたくさんあります。
心からありがとうと言いたい、感謝の気持ちを伝えたい。。。
でもとっさに出てくるのはThank you のみ。。。
こんなもどかしい経験をしたことはありませんか?
感謝の気持ちを充分に伝えられなかったことほど、僕は海外旅行で辛く悔しい想いを経験したことはありません。
きっと同じ経験をした人は共感してくれるのではないでしょうか。
もし英語が堪能であれば、
「あなたが〜してくれて…」
「あなたのおかげで…」
などのThank youを補助する感謝の言葉がとっさに出てくることでしょう。
「言葉にしなくても感謝の気持ちは伝わってるよ」と考える人もいるかもしれません。
僕はそうは思いません。
正確に言えば、敢えてそう思わないようにしています。
少ない言葉や表情などで、感謝の気持ちは言葉にしなくても伝わるのかもしれません。
でもそこには逃げるべきではないと考えてます。
日本語であっても英語であっても、感謝の気持ちはきちんと言葉で伝えられるようにしていたいものです。
英語を勉強することは、「感謝の気持ちを伝えることができるようになる」というところにも大きな意義があるのかもしれません。
より充実した旅にするために
英語が話せないことのデメリットがわかったところで、どのように準備していけばいいのでしょうか。
最低限の英会話の勉強をする
①自分が将来やりたいことに英語が必要
②英語の勉強が好きな人
上記の人は、海外旅行に行く前に英語の勉強をして、最低限の英語力を身に付けるのもいいかもしれません。
1.英語学習アプリ
通勤通学の時間や隙間時間を利用したりして、毎日コツコツと勉強できます。
海外旅行程度であればアプリだけでも十分英語力が身につきます。
2.オンライン英会話
通信技術の発達により、オンライン英会話も増えてきました。
英会話教室に通うのも大変だし、家でサクッと勉強したい!という人にオススメです。
3.語学留学
もし海外旅行のためだけではなく、本格的に英語の勉強がしたいと考えるのであれば、留学するのもいいかもしれません。
海外で生活すれば、日常生活の中でも英語を使う頻度が多くなり、上達も早いです。
また、留学中に現地の友達と交流できたり、英語学習以外でも貴重な経験が積める機会がたくさんあります。
留学先はフィリピンがオススメです。
フィリピンには語学学校がたくさんあり、安いところでは1ヶ月で10万円程度で留学できる学校もあります。
10万円だとアジアの国への旅行1回分くらいですね。
欧米に比べればだいぶん安いです。
フィリピンは親日の人が多く、日本人に対して非常に親切にしてくれます。
僕自身もフィリピンのセブ島に6ヶ月留学したことがあり、英語学習においてもその他の面においても非常にいい経験ができました。
旅行がてら思い切って留学してみるのも良いかもしれません!
英語の勉強をする時間がない人の対処法
いくら英語力が乏しいことのデメリットがたくさんあるのだとしても、数日間の海外旅行のためだけに英語を勉強するのはオススメできません。
英語を勉強する時間がない人や、英語は海外旅行くらいでしか使わない人は、準備することで英語力を補うことがオススメです。
僕はフィリピンに留学して、今でこそ日常生活で困らないくらいの英語力がありますが(たぶん笑)、
全く英語が分からない時は、しっかり準備をして海外旅行に行ってました。
翻訳アプリを使う
最近は高性能なアプリがたくさんリリースされています。
海外旅行に行くだけなら、コミュニケーションに関してはアプリを持っていれば充分な気もします。
ブルガリアを旅行中に、一人の中国人男性と出会いました。
その人は僕のことを中国人だと思ったのか「チャイナ?」って話しかけてきました。
いやいや違うぞと言った後に、簡単な英語で会話しようと試みたんですが、全く通じません。
すると、その中国人男性は翻訳アプリ(中国語→日本語)を差し出してきました。
そのアプリは中国語で録音したものが、日本語の音声に変換されて流れてくるタイプのものでした。
その中国人男性は全く英語は話せないけど、アプリに頼って旅していたみたいです。
僕とその中国人男性はそのアプリを通じて1時間くらい会話しました。
1時間くらい会話していたにも関わらず、結局僕がその人から聞いた英語は「チャイナ?」だけでした。
このように、翻訳アプリを使えば英語が全く離させなくても十分旅ができることをその中国人男性が教えてくれました。
場面を想定した準備する
英語に自信がないけど、忙しくて勉強する時間がとれない人もいると思います。
英語が必要な場面を想定して、準備するのがオススメです。
ここで僕の経験談を一つ。
僕がイスラエルへ行った2014年当時は、イスラエルの空港での外国人に対する出国審査が厳しいものでした。
当時は世界で一番出国審査が厳しい国と言われていました。
事前に調べたネットの情報では…
・怪しいと判断されると、別室に送られてさらに厳しい質問攻めがある。
・この質問攻めは飛行機の時間に遅れようが続けられる。
・英語ができない人は個人で行くのは諦めて、ツアーなどを利用した方がいい。
…など、英語ができない人には恐ろしい情報がたくさんありました。
当時の僕は英語に全く自信がありませんでした。
もし怪しいやつと判断されて、飛行機に乗れなければ帰国が遅れて仕事に支障をきたすのは間違いありません。
諦めようとも思ったのですが、しっかり準備をして「行く」ことを決断しました。
当時の彼女はCAの仕事をしていたため、英語が堪能でした。
そこで、ネットから集めた空港で質問される項目を全部英語に直し予想問題集を作り、彼女に練習を付き合ってもらいました。
その甲斐あってか、空港での出国審査は無事にパスできました。
だいぶん練習していたため、会心の出来でした。
それでも通過するまでには2時間くらいかかってましたが。
(現在は出国審査は5分で終わる人もいるらしく、だいぶん緩くなっているそうなのでこれから行く人はご安心ください。)
イスラエルはだいぶん特殊なケースですが、
英語が話せない人でも、準備次第である程度の英語力が求められるところにも行くことができる
…ということがわかりました。
ツアーに参加する
最終手段はツアーへの参加です。
ツアーであれば食事から宿泊、観光に至るまで全てフォローしてくれます。
一言も英語を話さずに海外旅行をすることも可能です。
せっかく行きたいところがあるのに、英語が話せないという理由で行かないという選択肢をとるのは非常にもったいないと思います。
ツアーでも十分楽しめるので、海外に行きたい!と思ったらとりあえず海外に出る経験をした方がいいと思います。
まずはツアーで海外の空気を感じて、慣れてから徐々に自分の力で行く方向に持っていくのもいいのかもしれません。
まとめ
英語は海外旅行を楽しむための必須のツールではありません。
話せなくても海外旅行には行けます。
しかし、
英語が話せることや準備をしていくことで、より充実した旅になることは間違いありません。
準備するのとかめんどくさいし、それなりに楽しかったらいいや…みたいな考えもいいと思います。
でも、せっかく海外に行くのだから、
それなりにではなく最大限に楽しめるような準備をするのも良いのではないでしょうか。
そういった意味で、
海外旅行に英語力は必要!と意見させていただきました。
次の海外旅行のために、少しでもいいので英語の準備をしましょう。
その少しの準備が、より海外旅行を充実させてくれるはずです。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!