でも職場の上司や同僚に言うと、嫌な顔されるかなあ。
気持ちよく休みをもらうためには何をすればいいだろう。。。
いきなり質問ですが、みなさんは旅行でお休みをとるときに何か心掛けていることはありますか?
仕事が忙しい人は、休みを取らせてもらいたいとなかなか言い出せない人もいらっしゃるのではないでしょうか。
僕は社会人になって12年間で、40回以上海外旅行に行かせていただきました。
その度に、ある程度の期間のお休みをいただきました。
そのため、同僚にたくさん迷惑もかけてきたと思います。
でもありがたいことに、取りたい時に休みをとってもトラブルになったことは一度もありませんでした。
職場の同僚に恵まれていたのはもちろんですが、円滑に休むことができるように心掛けてきたこともたくさんありました。
本記事では、僕が仕事を休む時に心掛けてきたことを5つに絞って紹介します。
※オピニオン色の強い記事になりますので、参考にできるところのみ参考にしていただければと思います。
1.普段から仕事はきちんとこなす
これはもはや言うまでもなく当たり前ですね。
もしあなたが普段から仕事をいい加減にやっていたり、同僚に敵を作りがちなコミュニケーションをとっていたとすれば、当然休みをとるときに同僚からは良い顔はされません。
確かに、休みをとるのは労働者の権利です。
しかし、同僚も人間です。
普段から迷惑かけられっぱなしの人が休みを取る、しかもその負担が自分に降りかかってくるとなれば、誰でも心のどこかで
「は?」
ってなると思います。
労働者の権利とか関係なく、これはしょうがないことです。
職場の人にはどう思われてもいいし。
その考え方が良いか悪いかは置いといて、周りの人の気持ちに敏感になれない人は、何をやっても成功しません。
最終的に100%不幸になります。
(理由はここでは詳しく触れませんが…)
権利を主張することは大切です。
でも、
権利を主張する前に、義務をしっかりはたすべきです。
仕事に対しての考え方は人それぞれですが、
・最低限の与えられた業務はしっかりとこなすこと
・同僚と敵対して職場の雰囲気を悪くしない(無理に仲良くしろというわけではない)
これは労働者の最低限の義務だと思います。
SNSを見ていると
「私は休みに旅に出るために働いている」
という人を見かけます。
その人に聞きたいです。
・しっかり働いていますか?
・会社のために利益を上げようと全力で努力していますか?
・プライベートや副業に重きを置きすぎて、会社の人間関係をないがしろにしてませんか?
最近は、
「嫌な人と付き合わなくて良い」
「嫌な仕事はするな」
「何がなんでも定時で帰れ」
…などのことを、インフルエンサーたちがよく言ってます。
これらに関しては激しく同意です。
しかし、これらを自分に都合がいいように履き違えている人がたくさんいるように思えます。
定時で帰りたいなら定時で帰れるように創意工夫を凝らすのは当たり前だし、馬が合わない同僚からは逃げるべきとは言え、ある程度は上手くやる努力をするべきです。
それができないのであれば、あなたにその会社で休みをもらう資格はありません。
自分が全力で義務を果たそうと思える会社に転職するべきです。
次の休みを楽しみに脱力な感じでゆるーっと仕事をするよりも、仕事を全力でこなして堂々と休む方が気持ちよくありませんか?
休みを楽しみに、消化試合のように仕事をこなすよりも
休みに向かって全力で仕事をこなす
…というのが
「休みのために生きる」
ということの正しい意味ではないでしょうか。
2.積極的に同僚のカバーをする
・同僚の仕事のミス
・同僚の体調不良
・同僚の子供の体調不良
などなど、
仕事をしていると、同僚のアクシデントのカバーをする機会がたくさんあると思います。
そういった時に嫌な顔をしてカバーしてませんか?
ミスやアクシデントはお互い様です。
むしろ積極的にカバーしましょう。
誤解されそうな気もしますが、もちろん無理しろとか、快く休みをもらうために同僚に過剰に媚を売っておけというわけではありません。
ただ、
あなたが休みを取るということは、少なからず同僚にも迷惑をかけることになります。
同僚によっては有給を分割してとるなど、結果的に職場に迷惑のかからない休み方をする人もいます。
もし同僚にアクシデントがなければ、迷惑をかける量はあなたの方が多くなる可能性もあります。
旅で休みをいただけることに同僚にも感謝し、普段から同僚のアクシデントには積極的にカバーしていきたいものですね。
3.休みの前後はミスをしない
休みを取るのは当然の権利です。
しかし、人間の真理は、権利だからといってなかなか寛容にはなれません。
休みの前後にミスを連発するようなことがあれば、
「休み前に浮かれてる」
「あいつはまだ休みモードだな」
とか思われても仕方ありません。
人の顔色を気にしすぎだ!
という声も聞こえてきそうです。
確かにそうかもしれません。
ただ、
せっかく休むことを許してもらえたのに、休み前にミスを連発することで、同僚に不信感を抱かせたり、不快に思わせるようなことをするのは、同僚に対して申し訳なくないですか?
こんな声もあるかもしれません。
でも、冒頭部分でも述べたように人間の気持ちは簡単ではありません。
この場合は、不快に思わせた方が100%悪いです。
休みをとる人は、同僚に快く休みに送り出してもらえるような努力をするべきだと僕は思います。
休み前で浮かれたくなるのはしょうがないですが、休みをもらえたことに感謝して、休みの前後はより一層気を引き締めて仕事をしましょう。
4.休み中はすべてを忘れて思いっきり楽しむ
だいぶん前の話ですが、1週間ほど海外旅行に行っている時に現地で出会った日本人女性のAさんと話すことがありました。
僕:「(担当している)患者さん元気かなーとか、自分だけ休みを満喫して申し訳ないなって考えることがあるんだよね。」
Aさん:「は?何言ってるの!?そうやって日本のことを思い出して申し訳なくなってるのって逆に申し訳なくない?日本のことを思い出すくらいだったら最初から休みなんか取らなければいいのに。せっかく休みをいただけたんだから、仕事のことは1ミリも考えないで100%楽しみなさいよ!」
めっちゃ怒られました。笑
僕はハッとしました。
その人の言う通りでした。
もう付け加える必要ありませんね。
休み中も少なからず働かなくてはいけなかったり、職場と連絡を取らないといけないケースもあるかもしれませんが、休みはすべてを忘れて思い切り楽しむことが、休みをくださった相手に対する礼儀かもしれません。
逆に同僚が休む時も同じですね。
たまに、休み明けでも大丈夫な報告メールを休み中に送ってくる人がいますが、絶対にやめましょう。
最近はLINEやメッセージアプリなど、気軽に連絡を取れるツールが増えてきました。
「メッセージを見る見ないは相手の自由だから、いつ送ってもよくね?」
…とか思わずに、メッセージを送るタイミングは気を使うべきだと思います。
同僚が休む際も、同僚が休みに専念できるような気遣いも考える必要があると思います。
5.休み中の話は空気を読む
これは結構難しい問題なんですよね。
休み中に行った旅の話をしたくなるのはやまやまなんですが、慎重になるべきところかなと思います。
仕事に対する考え方は人それぞれです。
理学療法士とか日頃から勉強が必要な職業は、休みの日も勉強すべきと考える人もたくさんいます。
人の一生を左右する仕事でもあるので、本来ならばそうあるべきかもしれません。
理学療法士の仕事に限った話ではなく、他の分野の仕事でも同じように考えている人がいるかもしれません。
なので、自分から積極的に休み中の話すのはあまりよくないと思います。
ただ、「休みどうだった?」
とか聞かれた場合は、どんどん話すようにするべきだと思います。
繰り返しになりますが、自分が休んだことによって少なからず相手に迷惑がかかっています。
休ませてもらえたことで、とてもいい経験ができて楽しかったということを存分に伝えましょう。
そうすれば、
仕事が増えて大変だったけど、休ませてあげてよかったな
と思ってくれると思います。
少なくとも僕ならそう思います。
せっかく休みが取れたんだから、めっちゃ楽しんだという報告が聞きたいです。
6.お土産は無理に現地で買わない
職場に買って行くお土産って結構難しい問題ですよね。
休ませてもらったお礼の気持ちを込めてお土産は買うべきだとは思います。
とは言え、全員が全員喜んでくれるものを買うのは非常に難しいです。
現地での貴重な時間を削って頑張って選んだにもかかわらず、ゴミ箱に捨てられていた…ということもありました。
語弊を恐れずに言うと、人によってもらって嬉しいお土産と嬉しくないお土産があると思います。
万人にウケるお土産を買うのは不可能です。
(ハワイとかヨーロッパとか観光地化されているところなら色んなお土産があるからいいかもしれませんが。)
なので、職場にお土産を買う場合、
お土産は万人ウケしそうなのがあれば買う
…なければ日本でお茶菓子を買っていくというのでいいと思います。
「お土産は気持ちが大事なので、物はなんでもいい」
という考えが一般的ですが、
これは
お土産をもらう側が考えることです。
あげる側が、お土産は気持ちが大事だから…と考えるのは何か違う気がします。
もらった側が喜ぶ物は何なのかを考えると、必ずしも現地の物でなければいけないということはありません。
とは言え、
不味くても何でもいいから現地の珍しいものがほしい!
という人も一定数いるので、あげるメンバーの趣向を考えるのも重要ですね。
少なくとも、僕はおいしいものよりも現地の珍しいものを期待してしまいます。笑
お土産をもらう側であれば、くれた相手の気持ちを汲み取り、
あげる側であれば徹底的に質にこだわる(相手が本当に喜ぶ物)
ということを心がけるのがいいのかなと僕は考えます。
まとめ
本記事では、旅で休みをもらう際に心がけることをテーマに述べてきました。
大事なのは、休みをもらうのは権利だけど、休みをもらえることは当たり前ではなく、周りの人に感謝しなければいけないことだということです。
この気持ちを忘れなければ、どう行動するかはおのずと決まってきます。
人によっては、周りの目を気にしすぎではないかというふうに思うかもしれません。
ただ一つ言えることは、周りの人に感謝しながら休む方が、
気持ちよく休め、よりいい精神状態で休みを満喫できる
ということです。
友達から
「うちの職場は何か休みづらい」
ということをよく聞きます。
みんな休みを取らずに我慢しているんだから、みんなで我慢しようという風潮もまだまだあるみたいです。
僕は職場に恵まれ、12年間で40回以上も旅のために休みをいただいてきました。
それは職場が
みんなでカバーしあってみんな休みを取ろう
という考え方の職場だったからです。
職場全体をその考え方にするためには
まず、
休みをいただけることに一人一人が感謝し、感謝の気持ちをもった行動をすることが第一歩になると思います。
そうすれば、みんなの意識が休みに対してもっとポジティブになるのではないでしょうか。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。